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蚕業膝栗毛 第1編
サンギョウヒザクリゲ
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1896
明治29年
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百瀬 清吉/著
モモセ セイキチ
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明治29年(1896)2月発行の蚕業をテーマにした小説である。蚕業の質を高める為の講演会などの際に一緒に戯演されたものの書籍版、もしくは講演会で販売されたものであると考えられる。東海道中膝栗毛を捩っているのであろう、この物語の主人公は栃面屋・弥次郎兵衛とその幼なじみという設定の喜多八。この両人が名立たる蚕業家を尋ね行く道中を綴ったもの。物語は、蚕業で成功した弥次郎兵衛が大失敗して財産がなくなったところから始まる。弥次郎兵衛は喜多八を誘って、蚕業の知識を生かした蚕業大演説会を開催。これがある程度うまくいったことが発端となって、蚕業改革の一端として日本蚕業倶楽部の設立を考える。その設立資金を蚕業演劇で稼ぎ、蚕業視察のために全国漫遊に出るという内容である。ちなみに、当時の長野県小県郡(現・上田市付近)では明治25年(1892)に小県蚕業学校(現・上田東高校)が設立されるなど、蚕業教育の充実化が図られていたため、この小説が作成された明治29年当時、小県郡の蚕産業は盛んだったことが推測できる。
第一編
N630/7/
東京
有隣堂
1896
55p
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県立長野図書館