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02BK0104168000
2
5
諏訪甲賀三郎頼方御由来記
スワコウガサブロウヨリカタゴユライキ
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諏訪市, 下諏訪町
1841
天保12年
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不明
27
『諏訪御由来記』は、『諏訪甲賀三郎頼方御油来記』の略である。その概要は、『諏訪之本地』とほぼ同じである。近江甲賀郡の甲賀権ノ守に嫡男頼平、次男頼忠、三男頼方がいた。三男が総領としてこの家を継いだ。父母の死後、頼方は大和国春日権現の娘を見初め、北の方にと願った。これを伊吹山麓での牧狩りで祝おうと、三兄弟が集まった。そのとき、つむじ風は北の方を辰巳の方へ失せしめた。三郎生きても詮なしと、嘆きたまうが、命あらん限り尋ねんと蓼科の峰の大きな穴を探り、春日姫を捜し求めた。再会を果たしはしたが、姫君、長年読みたて奉る金泥の薬師経を置き忘れた。三郎、安きこととて籠にのり、底へと下った。このとき、弟に世をとられた事を無念に思う次郎は、三郎の乗る籠の綱を切り落とし、春日姫をうち連れて近江に帰り、今日よりは三郎が事忘れ給えと。「貞女、二夫に見えず」とて、姫は春日権現の館に戻った。一方、底に落とされた三郎は、東へ東へと進み、とある家に到った。その家の主、女房に語りて三郎に3人の娘のうち、御気に召す娘を娶らせようとしたが、三郎、春日姫を忘れず、主に御暇を賜った。ようやく、日本の信濃の浅間嶽大沼の池に到り、「春日姫はいずくや、今一度会せ給え」と、父の故郷の近江甲賀郡へ足を伸ばした。建物は朽ち果て、姫は涙に暮れながら法華経を読誦していた。夢か現か。あれから300余年、春日大明神から不老不死の薬を賜り、今に永らえたのであった。
諏訪御由来記
スワゴユライキ
N174/8/
不明
不明
1841
24丁
1841
1
1
県立長野図書館