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02BK0104168125
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浅間山大焼前代未聞記
アサマヤマ オオヤケ ゼンダイ ミモンキ
System.Int32[]
1783
頃(推定)
天明3年
頃(推定)
System.Int32[]
不明
不明
天明3年の浅間山大噴火に関する記録の一つである。内容は、噴火の状況や泥流による被害にもふれてはいるが、むしろその後の穀物の不足、米価の高騰などの記録に主力が置かれている。高井郡中野の市場相場、葛餅・蕨もちなどの救荒食料、渋温泉への避難者、悪徳商人の没落などの挿話を書き、「斯ク凶年トナリシハ天道ヨリオ呵リ玉フ道理ナリ」といい、「物ヲ粗末ニセズ貯フベシ」「神仏ノ加護我身ニ思ヒ当リシ故ニあらあらヲ諸紙ニ残シテ子孫ニ語ルノミ」といっている。心学的教訓の色彩の強い内容である。信州には戸隠・善光寺のおかげで泥流の被害をまぬかれたという記述もある。後半は、「浅間山由来」「荒地御手入村方」で、泥流に押し流された上州66か村の被害状況、被害地普請役人の人名、7月の上州米相場が記載されている。筆者は不明であるが、巻末の部分に、「右、浅間大変記ハ荒地御普請方御役中ノ記録ヲ写置モノナリ」とある。巻末に狂歌がある。 浅間しや富士より高き米相場六斗の道に迷ひこそすれ
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県立長野図書館