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御検地帳写
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1726
享保11年
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中村市郎左衛門・善九郎が、享保11年(1726)3月の「柏原村検地帳」から自家に関係した田畑を書き出したものである。1筆ごとに、「一屋敷添 八間・八間 上田弐畝四分 市郎左衛門 分米三斗弐升」と記し、必要に応じてそれぞれこまかい説明をつけている。「是は九郎左衛門方に成り、十二月渡す」「是は享保十八丑年暮、相談のうえ四筆に割り、一は市郎左衛門、三は権右衛門持」「元禄十二年治郎右衛門より二口買取」などの注記があり、田畑の移動やそれにともなう年貢の上納のしかたなどを知ることができる。市郎左衛門と善九郎は父子であろうか。おそらく家産の分割にかかわるものであろう。 末尾に元文5年(1740)の覚がある。田畑あわせて4口で4石2斗余、「右の田畑は、市郎左衛門の隠居免で、塩・味噌・薪とも、このうちからまかなう筈である」とあり、友右衛門・権右衛門・名主の署名がある。財産相続にかかわるものであろう。
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県立長野図書館