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増訂再版コレラ預防訓[印刷物] 陸軍軍医監石黒忠悳述→
ゾウテイサイハンコレラヨボウクン(インサツブツ)
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1879
明治12年
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著述兼出版の石黒忠悳は陸軍軍医監。この年愛媛県で発生したコレラは神戸、大阪、神奈川、石川へと感染が広がり、9月2日までに患者は11万8079人に増え、その内死者は6万4073人に及んだ。これ以上の感染拡大を防ぐために、予防や療養の心得をまとめたとしている。既に1万部を発行し、2000部を再版したもの。予防の心得として、コレラ菌は感染者の吐しゃ排泄物中にあり、厠や溝に捨てれば地中に浸透して井戸水を汚染するため、井戸はよく選び、生水は飲用してはならないとする。消毒には石炭酸が有効とし、石炭酸水の作り方と効果的な使用法を説明。症状が出た場合は速やかに診察を受け、警察分署郡区役所等へも届け出て消毒をしてもらうこと。家族へ移さないためにも病人は別間で療養させ、場合によっては入院治療も勧めている。予防を怠ったがために村民の多くが死亡した例や、発生後速やかに消毒を行い感染拡大を防いだ例を挙げて消毒の重要性を強調する。
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県立長野図書館