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加州行諸事記 通人馬懸加人酒井広左衛門→
カシュウオコナイショジキ
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1863
文久3年
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文久3年(1863)7月、加賀金澤へ出張した際の費用明細帳である。北國街道柏原宿本陣問屋中村六左衛門の委託を受けて、酒井庄左衛門が金澤藩の通し人馬の件で出張したものと思われる。7月4日「入金5両」を持って出発。7月25日に帰郷する迄21日間の経費が記録されている。主な支出は、茶代、宿泊料、昼食代、馬駄賃、わらじ代等、たまに酒1合、あんま、煙草代等がある。ちなみに8日の分を見ると「出84文、今石動にて昼飯代等。出260文、同所より竹橋迄馬。出70文、茶代。出56文、津幡小休・わらじ代」等である。8日には金沢へ着いたようで、9日「出32文、髪結銭、出2匁5分(銀)、草履1足」等で身支度を整えている。10日には「出金1両1分、進物」12日には「菓子箱一つ」等の記事があり、交渉事に当った様子がうかがえる。帰途についたのは21日と思われ、帰路に当る「津幡小休」「出324文、高岡宿料」の記載がある。続いて魚津、糸魚川を通行、25日、高田、関川を経て「出148文、大田切蝋燭・めし代」で記録は終わっている。最後に出金合計は3両3分1朱と134文。入金5両から差引残金の1両2朱と274文を返納とあり、異筆で「9月15日、当家(中村家)にて津右衛門(野尻宿問屋)より受取り」と記されている。
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県立長野図書館