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信濃国立科嶽略御伝記 上下 版本
シナノノクニタテシナゴク リャクゴデンキ ハンボン
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佐久郡
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立科山は八ヶ岳を羽翼に連ね渓谷清水多く湧き6郡の田稼を潤す、千曲川の水源の半分は此の峰から出る。積雪のため参詣道の開くのは6月8日、潔斎して登山、女人禁制、6月28日閉じる、山上に鎮座の大神は高皇産霊尊、ゆえに高井山とも位山とも崇め唱える。相殿に保食大神はじめ6柱大神鎮座す、よって土地の人飯盛山ともいう。本殿鎮座の大神は高皇産霊大神(タカミムスビノオホンカミ)、相殿座大神は、稚産霊大神・倉稲魂大神・捕食大神・豊吾田鹿葦津姫大神・大歳大神・御井大神、山の麓の茂田井・比田井・平井の村はこの神々の御食代を寄せた深き因縁ある村。山内鎮座の大神は、水分大神・岐大神・級長津彦大神・神直日大神大直日大神・闇靇大神闇御津羽大神。八ヶ岳鎮座の神は八柱雷大神である。立科山という山の名は、大神の産霊によって生い立つ稲の科(しな)ひたり穂したるを誉める心にて名付けたものである。立科山中の怪異、水井出丈人=身長は丈余、時々木こりなどに火を求め、大声を立てるが人に害はしない、唐沢の山うば=白髪を腰に垂らした老婆で大雨の後岩にまたがり衣を干している、人を見ると大いに笑う、害なし。すき柄の雪女=美人の姿の霊女、木こりがたまに出逢っても雲霧を隔てているようではっきり見えない、大谷に一夜で橋を架けることあり。麦草の尺取虫=大きさ一抱え、長さ知る者なし、享保15年に蕨取りの童子が古木に跨った時、飛んで行方知らずとなったが童子ら目覚めたら土の上に倒れていたという。山中の名所、鏡石。大裡神楽、甘酒嶺、小茅里、與三塚、赤沼池、役行者、御座盤、龍ゲ峯、二子池、余所見瀧、兜巾峯、隔間川、霧原牧、一本松。山中の霊草木は、七竈(飯盛山七竈の箸は名産)、不老草(常世草といい諸毒を治す)、檀ぺいじ(異木なり杖にして雷難をのがる、中風の病発することなし)麓の社=高井大明神、冠者社(木曾義重霊社)
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長野県立歴史館