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諏訪国考 写 洲羽国考
スワコクコウ ウツシ スワコクコウ
System.Int32[]
諏訪郡
1852
嘉永5年
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諏訪(州羽)国は、養老5年(721)から天平3年(731)に存在したが、本書は、さらにそれ以前にも州羽国は存在していたと主張し、その範囲を、地形・地名・社名・伝承などから考察したものである。付録として「科野国考」「州羽海考」がある。著者は善光寺地震のあと更級郡田野口村で蛤の化石をみたことを契機に、丹念に現地に足を運び、史料を博捜している。まず、「御射山」「御左口神」「諏訪形」などの地名・社名が名残りであるとし、また薙鎌奉納の安曇郡北部や別社のあった水内郡もふくめ、州羽国の範囲は、諏訪・伊那・佐久・小県・水内・高井・筑摩の各郡および甲斐国の一部をも含んでいたとする。一方科野国の範囲は、更級・埴科・筑摩・安曇南部と推定し、また、「州羽海考」では、海・島・和田などの地名を追って、佐久・川中島・安曇・小県・伊那などにも湖水があったという。本書は歴史というよりは、諏訪神社の信仰習俗・信仰遺跡をたどっている点が興味深い。弘化5年の著で嘉永5年に改訂している。著者の松沢義章は、上諏訪の人で国学に通じ、国事にも携わったという。
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長野県立歴史館